後期高齢者歯科健診

宮城県の後期高齢者歯科健診は、被保険者の健康を保持・促進し、ＱＯＬ(生活の質)の向上を目指すことを目的としています。

当院は宮城県の後期高齢者歯科健診の登録医療機関です。

問診

受診者の訴えや日常の行動などを把握して保健指導などの参考にします。

問診の内容

１．半年前に比べて固いものが食べにくくなったか

２．お茶や汁物などでむせることがあるか

３．口の乾きが気になるか

４．食事が楽しみかどうか

５．食事をおいしく食べているか

６．しっかりと食事がとれているか

７．口や歯の健康状態はどうか

８．入れ歯の調子はどうか

９．歯磨きの回数は１日何回か

１０．現在、治療中の病気はあるか

口腔内診査

①歯の状態の確認：現在有している歯、喪失している歯の確認をします

②口腔衛生状態の確認：舌苔や口腔乾燥の状態などの確認をします

③歯周疾患の有無の確認

④咬合状態の確認

⑤舌と口唇の機能の検査

⑥嚥下(えんげ)機能の検査：物を飲み込む力の確認をします

反復唾液嚥下テストは、患者さんの嚥下時に喉頭(のど仏)が上にあがることを触診で観察し、30秒間に何回嚥下が行われるか診査して、３回以上できれば正常とします。簡単で安全性の高い方法で誤嚥スクリーニング検査や経過観察には良い方法です。回数が２回以下の場合には、嚥下障害の可能性があります。

オーラルディアドコキネシスは主に高齢者の口腔機能向上の指標とされ舌や口唇、軟口蓋などの運動の速度や巧みさを発音を用いて評価するものです。「パ」「タ」「カ」という決まった音をなるべく早く、一定時間内に繰り返し発音し、その回数やリズムの良さを評価します。

「パ」「タ」「カ」の音を10秒間ずつ発音し、検査結果(1秒間に発音した回数)を測定します。最低でも1秒間に4.0回以上の正常な発音が必要です。健常者の場合は、6.0回以上を目安としています。

①虫歯と歯周病は認められません。

②注意が必要です。指導を受けましょう。

③歯周病が認められます。治療が必要です。

④虫歯または歯を失ったところがあります。早急な治療が必要です。

⑤口腔内のケアや口腔の機能向上にきちんと取り組みましょう。

歯石除去＋着色除去＝3000円～4000円程度

保険適用で口の中のクリーニングを行っています。

歯石除去・歯の着色除去・虫歯と歯周病の確認・ブラッシング指導などを担当の歯科衛生士が約30分かけて丁寧に行います。

白い詰め物の治療(ＣＲ充填)＝1本につき700円～1000円程度

当院ではなるべく痛くなく、なるべく銀歯を使用しない治療(フリーメタル治療)を心がけております。