妊娠中の歯科治療の目安

◆妊娠初期（1～4ヶ月ころ）

つわりがひどく流産もしやすい時期です。長時間の治療や負担のかかる治療は避けたほうが良いです。痛みがひどい場合は、歯科医師と相談して応急処置のみを行い、安定期に入ってから治療の続きを行います。

◆妊娠中期（5～8ヶ月ころ）

母体も胎児も安定して、治療に最適な時期です。治療はこの時期に行うようにしましょう。特別な問題がなければほとんどの治療が可能です。ただし、親知らずの抜歯やインプラント治療など、外科的な処置は避けたほうがいいです。女性の場合で親知らずが腫れそうな位置にある場合は妊娠前に予防的に抜いてしまうのも選択肢の一つです。

◆妊娠後期（9ヶ月ころ～）

治療の態勢が苦しく、早産のリスクもあるため治療に適した時期ではありません。この時期の治療はなるべく避けて、応急処置にとどめておいた方がいいです。