【毎週月曜~日曜まで毎日診療】仙台駅、榴ヶ岡駅から徒歩圏内のアクセスに便利な歯医者です。お電話はなるべく診療時間内にお願いします。
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転んだりして、歯に強い力(衝撃)が加わると次のようなことが生じます。
①歯が欠けた、折れた。(歯の破折)
歯の外傷で多いのが歯冠の破折です。歯冠(歯の口の中に出ている部分)が欠けたり、折れた状態です。大きく欠けた場合は歯髄が露出します。
②歯がぐらぐらしている。(動揺・根の破折)
歯は欠けていませんが、大きくぐらついている状態です。歯ぐきにも傷ができています。歯ぐきの中で、根が折れている場合もあります。
③歯が抜けてしまった。(脱落)
歯が完全に抜けて落ちた状態です。
④歯が歯ぐきにめり込んだ。(埋入・骨折)
強い衝撃で歯が歯ぐきの中にめりこんでいる状態です。根の周りの骨が折れている場合もあります。
⑤歯が変色してきた。
歯を強く打ったりした場合、しばらく経ってから黒っぽく変色してくることがあります。これは、歯の神経が死んでいる可能性があり、さらに色が悪くなったり、根の周囲に病巣ができたりすることもあります。
①歯が欠けた場合の治療はどのようになりますか。
折れた歯の欠けた部分の大きさで治療は少し異なります。破折の程度により、おおむね以下の様に分類されます。
(1)欠けた部分が歯髄まで達していない場合
通常は歯と同じ色のプラスチックなどで欠けた部分の修復を行います。また、欠けた歯を元通りに接着できる場合もありますので、破折片をお持ちください。ただし、欠け方によっては使えないこともあります。
(2)欠けた部分が神経まで達してしまっている場合
神経を残せる場合は保護をしたのち、樹脂などで欠けた部分の修復を行います。しかし神経への傷害が大きい場合には、神経を取る治療を行う必要があります。また、大きく欠けた場合は差し歯などのかぶせる方法で歯を修復します。
②転んで歯がグラグラしています。大丈夫ですか。
歯の位置が変わらず揺れが小さい場合は、硬い物を咬まないなど安静にしていれば1週間程度で収まってきます。しかし、揺れが大きい場合や咬むと痛む場合は、健康な歯と添え木のような物で2~3週間固定して、より安静にする必要があります。いずれにせよ、転んだ時に他の組織にもダメージを受けている可能性がありますので、早期の歯科受診をおすすめします。
③人とぶつかって、上の前歯が抜け落ちました。まず、何をしたらいいのですか。
歯が抜けてしまった場合、治療の重要なポイントとなるのは、「歯根膜」と呼ばれる歯の組織です。これが新鮮な状態で保存されていればほぼ元通りに口の中に戻すことが可能です。ただ、乾燥してしまうとその可能性は低くなります。
(1) まず、水道水で歯に付いた汚れを洗い流しましょう。このときはごしごしこすったりして汚れを拭き取らないようにしましょう。歯の根の部分は持たずに洗い流しましょう。
(2) 次に学校の保健室に“歯牙保存液”があれば、そこに浸けて24時間以内に歯科医院を受診して下さい。“歯牙保存液”がなければ、牛乳か生理食塩水、水道水でもかまいませんので、とにかく乾燥させないようにすることが大切です。早急に歯科医院を受診しましょう。
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④歯を強く打って歯ぐきにめり込んだようになっています。元通りに治りますか。
歯が歯ぐきにめり込んだ状態を「埋入(まいにゅう)」と言います。
(1)乳歯の場合
乳歯が埋入した場合は元の位置まで引っ張り出して、周りの歯と固定をして歯がその位置に安定するまで待ちます。埋入が浅い場合は、そのまま経過観察をします。
(2)永久歯の場合
永久歯でも生えかけの場合はこれからの生えてくる力(萌出力)を期待して経過観察を行います。深く埋入している場合は元の位置まで引っ張り出して周りの歯と固定をします。ただ、歯が埋入した場合は歯の周りの骨が折れてしまっていることが少なくありません。その場合は歯根膜が傷つけられると、脱落したり、歯根が吸収されたりと経過が思わしくないこともあります。
⑤以前、転んで打った歯の色が変わってきました。歯医者さんに行った方がいいですか。
転倒などで歯を強く打った場合、数ヶ月たってから歯髄が壊死し歯の色が黒ずんでくることがあります。歯が変色するのは、外力によって歯が大きく動き、歯髄が損傷し内出血を起こすのが原因です。ぶつけた直後は歯がピンク色に見えることもあります。痛みがなくても、細菌の感染を起こすと、歯ぐきが腫れてきたりしますので、いずれの場合も早めに受診しましょう。
⑥乳歯の外傷は永久歯に影響があるでしょうか。また、乳歯で色が変わった場合は生え替わりに問題はないですか。
永久歯の歯冠は早い時期に完成するため、乳歯の外傷の多くは永久歯への影響はないと考えられます。しかし外傷の程度によっては、永久歯の変色や変形、萌出異常などがまれにみられることがあります。6歳頃に、片方の前歯だけがなかなか生えてこないといった場合は、歯科医にご相談下さい。
乳歯で色が変わった場合は、外傷により歯髄が損傷を受け、歯髄が一時的もしくは永久的に死んでしまったと考えられます。乳歯は永久歯と違い、歯髄が回復して歯の色が元に戻ることがまれにあります。しかし、変色したまま放置すると歯髄が感染を起こし、乳歯の根の下に膿がたまり、永久歯の形成や生え替わりに問題が起こることもあります。そのため歯髄の治療が必要なことがありますので、歯科医になるべく早くご相談下さい。
学校などで歯の外傷が起こった場合に備えて、用意しておいた方がよいものはありますか。
「歯の保存液」という液体が市販されています。
歯が抜けてしまった場合、再植治療の重要なカギとなるのが歯根膜と呼ばれる歯の組織です。これが生きた状態で保存されていればほぼ元通りに再植できますが、乾燥してしまうとその可能性は極めて低くなるといわれています。保存液がない場合は、乾燥を避けるために牛乳、生理食塩水、口腔内に保管することも可能ですが、歯牙保存液につけた場合の歯根膜の生存時間が24時間であるのに対し、牛乳や生理食塩水につけた場合生存時間ははるかに短いため、できるだけ専用の保存液を常備しておきましょう。また洗浄する際は歯の根にさわらないように、頭の部分をつまんで下さい。汚れていれば保存液で洗って、新しい保存液の中につけます(乾燥させない)。歯を持参してなるべく早く歯科医院で受診して下さい。
歯牙保存液「ネオ」ネオ製薬工業
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