歯髄炎による歯の痛み

歯が急に痛み出して、つらい思いをした方も多いと思います。歯に激痛が起こる主な原因は歯髄炎です。歯髄炎は歯の中の歯髄（神経や血管などで出来た歯の骨髄みたいなもの）が炎症を起こしている状態です。歯髄炎による激痛は夜も眠れないほどになることもあります。今回は歯髄炎になった時に自宅で激痛を軽減させる方法と歯医者で行う治療法についてお伝えします。参考にしてください。

１.痛み止めを飲む

自宅で急に歯髄炎による激痛が出た場合は、我慢せずに痛み止めを飲んでください。ロキソニンSがおすすめです。歯医者で処方される痛み止めとほぼ同じ成分です。また、昔から使われているバファリンなども胃腸が弱い方には効果的です。

２.歯髄炎の歯を冷やす

歯髄炎は血液の流れの増加が痛みの原因になります。痛い歯を冷やすことによって血液の流れを少なくすると痛みが軽減します。歯を水や氷で冷やすと痛みを抑えることができます。

３.咬まないように安静にする

歯髄炎によって咬むと痛みが出ている人は、歯に刺激を与えないようにしてください。炎症が歯髄だけでなく歯の周りの歯根膜まで広がっているため、咬むと痛みが発生します。歯が浮いた感じになり、咬みにくい方は高カロリーゼリーなどで栄養と水分を摂るようにしてください。

歯の神経を抜く方法

1. 歯に麻酔をします
2. 細菌に感染している虫歯の部分を取り除きます
3. 歯の神経を取り除くための穴をバーで開けていきます
4. ファイルというヤスリのような器具で神経を取ります
5. 歯の根の中の消毒を繰り返します
6. 根の中がきれいになったら薬を詰めて細菌が入り込まないようにします
7. 神経を除去した歯はもろく割れやすいので土台を作り、かぶせる治療を行います