虫歯の進行度合いと
歯の痛みについて

あくまで目安ですので正確な診断は歯科医師に診断して頂いてください

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• ①自覚症状がなく、痛みもない
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• エナメル質内にとどまっているかあるいは象牙質に少し進んだ虫歯です。自覚症状がないため、虫歯であることを自覚していない状況です。この段階では、歯科医院でも虫歯を判断できない事もあります。しかし、この状況で治療を受けることが痛みも少なく、最も少ない回数で治ります。基本的にCR(コンポジットレジン)などで治療を行うことが可能で、その後の経過も良好なことが多いです。
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• ②甘いものを食べた時にしみる
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• 象牙質にまで進んだ虫歯です。浸透圧の関係で甘いものを食べた時にしみるような痛みが一時的に生じます。まだ神経までは到達していない場合が多いため、１～２回で治ることが多いです。甘いものがしみたら必ず歯科医院で確認してもらうのがをおすすめです。
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• ③冷たいものがしみる
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• 確実に象牙質まで進行している虫歯です。甘いものがしみる時よりも深くなっていることが多いです。冷たいものが一時的にしみるだけであれば、まだ神経をとる必要がないことが多いです。冷たいものが数秒間しみるようであれば、神経をとる必要性が高いです。正確な診断のためにはレントゲンの検査が必要となります。
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• ④熱いものがしみる
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• 神経まで虫歯が到達している可能性が高いです。熱いものなどを飲んだり食べたりした後に数秒～十数秒続く痛みが出ることがあります。抜髄という神経の治療が必要になりますので回数が約５回程度かかります。かなり深い位置まで虫歯が進行している状態です。
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• ⑤何もしなくても痛みがある
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• 虫歯がかなり進行して神経が強く炎症を起こしている状態です。抜髄という神経の治療が必要になります。麻酔が効にくいため、無理な治療を行うとかなりの痛みを感じることになります。麻酔などが効かない場合には治療を行わない場合もあります。この場合は痛みを抑える薬をいれて、痛みが治まったら治療します。
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• ⑥以前は痛みがあったが放置していたら治り、そこがまた痛くなった
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• 痛みを感じる歯の内部の神経がすでに死んでしまっている状態です。死んだ神経の腐敗物が顎の骨の中に流入して骨の中に病巣を作っている可能性があります。咬んだりすると歯に痛みがあります。また、腫れることもあります。神経が死んでいるため麻酔をしないで治療を行うことが多いです。ただ内部の神経が部分的に生きている場合や、痛みがとても強い場合には麻酔をすることもあります。根の治療をすることによって、病巣を消失させる感染根管治療が必要になります。感染根管治療後の治りが悪い場合や、歯にひびが入っている場合、病巣がとても大きな場合には抜歯が必要になります。