【毎週月曜~日曜まで毎日診療】仙台駅、榴ヶ岡駅から徒歩圏内のアクセスに便利な歯医者です。お口に関することなら、お気軽に当院へご相談ください。
仙台MTビル(旧森ビル)の歯科医院
〒983-0852
仙台市宮城野区榴岡4-2-3
仙台MTビル1F(大戸屋さんの裏)
JR仙台駅 徒歩3分、地下駐車場40台あり、
付近に駐輪場193台あり
診療時間(祝祭日のみ休診)
平日 10:00-14:00 / 16:00-20:00
土曜 9:00-13:00 / 14:00-18:00
日曜 9:00-14:00
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022-253-6141
歯周病は必ずかかる病気なのですか。
歯周病は必ずかかるわけではありません。歯周病の多くは、原因であるプラークや歯石を日頃の歯磨きや定期的な歯科検診で除去することで予防することが可能です。予防できない歯周病もありますが、遺伝性の病気などの非常に特殊な場合です
プラークとは、歯に付着している白または黄白色の粘着性の沈着物で、非常に多くの細菌とその産生物から構成されています。またプラークはバイオフィルムとも呼ばれていて強固に歯に付着してるだけでなく、薬品だけでは除去しにくい状態になっています。そのためにしっかりとした歯磨きと歯科医院での定期的なクリーニングが大切になります。
歯肉は体の中でも非常に敏感な組織です。また、口の中は全身の中でも微生物、細菌などが最も多く存在している場所です。そしてほとんどの全身疾患と歯周病の関連性が近年の研究により指摘され始めています。歯周病との関連を挙げられているものには呼吸器系疾患、心疾患、糖尿病などがあります。なかでも糖尿病と歯周病は密接な相関関係にあると言われています。
遺伝性の病気、血液の病気(白血病など)、皮膚の病気、降圧剤を含めた特定の薬によって歯肉を含めた歯の周囲組織に症状が出ることがあります。また、糖尿病や喫煙などによって歯周病が治りにくくなるといった事があります。
重症の歯周病になり、口の中に歯周病を引き起こしている細菌が多くなると、血液や呼吸器内に入り込み、心筋梗塞・動脈硬化症・肺炎・早産などが生じやすくなります。
以下の3つの理由があります。
①歯肉の血行が悪くなり、歯肉に十分な酸素や栄養素が行きわたらない
②免疫力が低下して、歯周病菌が活性化する
③唾液の分泌が低下して、プラークや歯石が付きやすくなる
口の中の状態と全身状態によります。前者は歯周病菌の種類と数、歯並びや粘膜の形が関係します。後者は喫煙などの生活習慣やそれに関する病気、遺伝的影響など、色々な要素が関わっています。また、遺伝子診断により歯周病にかかりやすい患者さんがいると報告されています。一般的に歯周病の症状は40歳前後に現れますが、10歳代後半からあらわれる早期発症型と呼ばれる歯周病がこれにあたります。
妊娠されている女性は口腔内に分泌されるホルモンの影響で歯肉の炎症が起こりやすくなります。また閉経前後には歯肉の上皮が剥がれ落ちてしまうことによる歯肉の炎症(慢性剥離性歯肉炎)が起こりやすくなる言われています。
歯周病の一番の原因は歯に付着するプラークです。プラークを形成しやすい食べ物としては粘着性の高い食べ物があります。また、糖分が高い食べ物もプラークを形成する細菌の活動を助ける原因となります。
乳幼児の口の中にもともと居なかった種類の細菌が母親からうつることはありますが、歯周病の原因は主にいくつもの細菌が集まってできたプラークです。よって、歯磨きが行き届いていればお子様にうつることは基本的にはありません。
歯周病を予防するには歯の表面や歯と歯の間、歯と歯肉の境など、かなり丁寧な歯磨きが必要です。本人はきちんと磨けていると思っても、実際には自分の歯磨きだけでは不十分な事がよくあります。そのため、歯科医院で各個人に合った歯ブラシと補助的な清掃用具(フロス・歯間ブラシ等)による歯磨き指導を受ける事をおすすめします。
歯ぐきが前に出ていると乾燥しやすくなり、歯周病になりやすい条件となります。しかし、歯肉の幅が広いから歯周病にかかりやすいということはありません。むしろ幅広い歯肉は歯ブラシしやすくなります。
良くないと言われています。口呼吸により口の中が乾きやすくなり、プラークがたまりやすくなるためです。また、唾液による自浄作用がなくなることから口の中の細菌の活動性を高めるなどの悪影響があります。
永久歯が生えて来る時、すでに生えている永久歯の反対側の歯肉やその周りに炎症が起こる事がよくあります。一般的には一時的な症状で問題はありません。症状が長く続くようなら、近くの歯医者さんで相談される事をおすすめします。
歯ぎしりが直接的に歯周病の原因となることはありませんが、歯周病の進行の原因にはなります。強い力が歯に加わることで歯の根やその周囲の組織に負担がかかり、骨が特定の部分のみ吸収したりします。
咬み合わせが悪いことによって、歯に部分的に強い力が加わり、歯ぎしりと同様に歯周病の症状を悪化させる原因になる場合があります。
歯周病そのものが遺伝するということはありません。しかし、極めてまれですが、遺伝性要因があるとされる歯周病があります。また、近年、遺伝子診断により、遺伝的に歯周病になりやすい人、なりにくい人がいるかどうか科学的に解明されつつあります。
当院の歯周病治療
歯肉に炎症が起きていると食物や歯ブラシ程度の刺激でも歯肉から出血しやすくなります。ただ、炎症の程度やその日の全身の健康状態などにより必ず出血するとは限りません。歯磨きの時に一回でも出血したことに気づいたら、早めの受診がおすすめです。
夜寝ている間は口の中が乾燥しやすくなります。口の中が乾くと細菌の活動性が高くなるので起床時に歯ぐきに違和感が生じます。寝ている間は歯周病が進行しやすい時間ですので、就寝前の歯磨きは特に気を付けましょう。また、寝ている間に歯ぎしりをしていて歯肉に負担がかかった可能性もあります。
歯ぐきが腫れたのは炎症があるからです。症状の多くは慢性的で、自覚症状がないまま進行します。ただ、全身的な免疫力が弱まった時などは痛みや腫れといった自覚症状として現われやすくなります。歯周病の進行に伴い、歯を支えている骨が徐々に吸収されますから、歯の動きも大きくなります。たとえ腫れが治っても、歯周病が治った訳ではありません。早めに歯科医院を受診しましょう。
体調が悪くなると体の免疫力が低下して、歯周病菌が活発になります。よって、体調を崩した時に腫れたり、痛んだりなどの症状が出るのはよくあることです。
これは根尖膿瘍という、歯の神経が死んでしまい根の先に膿がたまって生じるものです。ただし、歯周病が歯根の先まで達すると同じような症状が出る場合もあります。この場合は根の治療が必要になります。
何らかの理由で根の部分だけに限局した炎症が起きているか、あるいは歯の神経が死んでしまって根の先に膿が溜まっている可能性があります。早めに歯科医院を受診しましょう。
歯肉には、皮膚と同じでメラニン色素が沈着しています。個人差はありますが黒いから不健康ということはありません。他にタバコなどの嗜好品によって後天的につく場合もありますが、その場合も特に問題はありません。ただ、悪性の場合も稀にあるので歯科医院を一度、受診することがおすすめです。
まず歯と歯肉の間には健康な場合でも約1mmの溝があります。これを歯肉溝と言います。歯肉に炎症が起こると、歯肉が腫れることによって歯肉の溝が深くなります。これを仮性ポケットと言い、歯肉炎という状態をあらわします。さらに骨の吸収によって歯と歯肉が付着している部分が根の先の方へ移動していきます。これを歯周ポケットといいます。移動した距離をアタッチメントロスといい、この距離で歯周病の重症度を判定します。一般的に4mm以上で歯周病と診断されます。
自分では充分な歯磨きだと思っていても、実際にはきちんと磨けていないことはよくあります。口臭は歯周病が進行した場合、歯周ポケットの中にいる歯周病菌が原因であることが多いです。深い歯周ポケットには歯ブラシが届きませんので、早めに歯科医院を受診して、自分では届かない部分の清掃をしてもらいましょう。
歯肉や歯を支えている骨は、通常は年齢と共に少しずつ下がってきます。しかし不適切な歯磨き習慣や歯周病により病的に下がる場合もあります。その時はきちんとした歯磨き習慣を身につけるとともに歯科医院で歯周病の治療が必要になります。
歯ブラシをしていて大事なのはその時にどの程度磨けていたかということと、自分で自分の歯を全てきちんと磨くことが出来ることです。歯科医院には毎日通うわけにわいきません。日々の歯磨きで磨き残しができるだけないようにしてください。
歯肉の検査では、歯と歯肉の隙間である歯周ポケットの深さを測ります。また歯石を取る時は歯肉の上に付着している歯石を取り除きます。よって、器具の先端が歯肉に触れてチクチクします。それが我慢できない場合は、表面麻酔を使うなどの方法もありますので歯科医師に相談して下さい。
歯石の付きやすさにも個人差がありますが、通常は3か月に1回程度が良いと言われています。また、かかりつけの歯科医院を決めて、歯石のつきやすさを継続して確認して頂ければ、どのくらいの間隔で定期健診を受ければよいのか分かります。
歯科用レーザには様々な種類があります。また、レーザー以外にも歯石を取る器具はいくつもあります。いずれの器具を用いても痛くなく歯石を取ることは可能です。歯石の中には歯の周囲のポケット深くまで入り込んでいるものがあります。一般的にその場合は麻酔して取る必要がありますが、レーザを用いると麻酔が少量あるいは必要ない場合もあります。
エックス線写真検査は口内法と呼ばれる方法とパノラマエックス線写真と呼ばれる方法とがあります。前者は、1本1本の歯や歯周組織(骨)の状態を詳細に知ることができる方法で、上下左右と前歯と奥歯をそれぞれ撮影しますので、10~14枚撮影します。後者は顎関節を含めた上下の顎の骨の状態まで把握できます。被爆量についてはどちらの方法も問題はありません。
歯周ポケットは深くなると歯ブラシが届きにくくなり、ポケットの中を自分だけで清掃することは困難です。歯科医院ではポケットの中の洗浄と抗生物質などの飲み薬で症状を軽減させます。ところが、時間が経過すると歯周ポケットの中にまた細菌が繁殖して、歯肉が炎症して腫れが生じます。よって、歯科医院への定期的な受診が必要なのです。
入れ歯のばねがかかっている歯は他の歯よりも負担が大きいので、長い間使用していると歯を支えている骨が吸収されることがあります。これ自体は歯周病ではありません。ところが、入れ歯のばねがかかっている歯はプラークがつきやすいので、歯周病に侵される危険も高くなります。
軽度の歯周病であれば、治療により歯ぐきの炎症はほとんどなくなり、歯周病の進行はほぼ止まります。ところが、歯を支える骨がかなりなくなっていると、治療しても治らない場合があります。ですから症状が進んでしまった歯は抜かないといけない場合があります。
抜かないといけない歯を残しておくと、細菌が感染して隣の歯を支えている骨までなくなってしまいます。また、腫れたり痛みがでるなどの不快症状を繰り返す原因になります。よって、隣の歯を守る意味でも早期の抜歯がおすすめです。
歯石を取った後に歯肉が下がって隙間が開いたのは、歯の間の歯石を除去したこと、歯石を除去したことで歯肉の腫れがひいたためです。これは歯周組織が良くなったということで問題はありません。時間の経過と共に慣れてきますが、このような症状が気になるのであれば、隙間の開いた歯にそれぞれ金属や白い歯のかぶせ物を入れて対応できます。しかし、この場合は歯を削る必要性がありますので歯科医師とよく相談してください。
歯周病の場合、歯と歯肉の間にできたポケットの中に歯石が付着しています。この歯石を取ると歯の根の部分が露出します。この部分は歯の神経に近いので、冷たいものがしみやすくなります。基本的には一時的なもので時間がたてば治りますが、しみるのには個人差もあり、症状が強い場合は、歯の知覚過敏処置が必要になります。
歯石を除去した後に歯が浮いた感じがするのは、歯石を除去する時に働く力が歯を咬む方向と逆になっている場合が多いからです。歯肉のポケットの中から外に向かって除去するので、歯石を除去した後で浮いた感じがします。この症状も時間がたてば基本的に改善します。
歯周病に対する外科手術には、腫れが引かない歯肉を除去するもの、歯の周囲にあるポケットを除去するもの、歯を支えている骨を移植するもの、歯を磨きやすいように歯肉や粘膜の形を修正するものなどがあります。外科手術に必要な時間は歯の本数にもよりますが約1~2時間です。治療後は、縫合して包帯しますので、1週間後に縫合と包帯を除去し、経過を数か月観察します。特に怖がる必要はありませんので、手術の内容を担当医とよく相談して下さい。
再生の程度には個人差があります。現在の歯肉の状態はもちろん、患者さんの年齢や体力、免疫力、術後のメインテナンスにより大きく左右されます。
再生は治療の直後より始まりますが、通常半年以上かかります。また、再生した状態を維持させるには定期的なメインテナンスを継続することが必要となります。
近年、再生療法は様々な方法が開発されてきていますが、まだ我が国では一部の大学病院を除いて保険診療の中で使用することは認められていません。また再生療法に主に用いられる膜やジェルは材料費だけでも1回分で2万円近くします。詳しいことは近くの大学病院や専門医のいる歯科医院で相談して下さい。
人工のかぶせ物や詰め物を入れた歯は、どんなに適合が良くても装着してからのメンテナンスが悪いと歯と銀歯との境目にプラークが溜まり、歯周病になります。よって、金属を入れた歯も天然の歯と同じようにきちんとした歯磨きが必要になります。
歯周病の原因は歯に付着するプラークと呼ばれるものです。時間の経過とともにその原因が蓄積されますから、歯が生えた時から注意する必要があります。一般的に歯周病は40歳前後に発症する場合が多いと言われています。
虫歯や歯周病を早期に発見しやすくなるので、治療にかかる時間と料金が節約できます。また何も問題がなかった場合でも、個人に応じた歯磨き指導を受けたり歯のクリーニングなどが受けられます。
一概にはどちらが良いとは言えません。どちらを使用するにしても、正しく歯磨きを行って、プラークをきちんと除去することが重要です。
個人差はありますが、普通の歯ブラシのみで磨ききれない場所はあります。一般的には歯と歯の間などです。このような場所には歯間ブラシやデンタルフロスといった補助的な道具が必要になります。
口腔内細菌の活動性が高まる食事の後に歯磨きするのが理想的です。しかし、充分でない歯磨きを一日三回毎食後にするよりは、夜の一回だけでも、きちんと時間をかけて丁寧な歯磨きをした方が効果的です。
爪楊枝で取るのは歯の間の食べ物のかす程度で応急的なものと考えるとよいでしょう。爪楊枝は先端が尖っているので、歯肉を傷つけることも考えられます。注意して使用することをおすすめします。爪楊枝はあくまで補助的な道具ですから、歯ブラシでしっかり時間をかけて歯磨きするのにはかないません。
炎症を引かせる薬効成分などが入っているものもありますが、基本的には歯磨剤の成分はどれも同じ様なものです。もっとも大事なのは、どの歯磨剤を使うかではなく、磨き残しを少なくブラッシングでプラークをきちんと除去できるかどうかになります。
歯周病の一番の予防法はプラーク除去そのものです。一部の歯磨き粉には殺菌作用を挙げているものもありますが、あくまでもプラークをしっかりと歯ブラシなどで除去した後の補助的なものと考えるとよいでしょう。効能は主に歯磨き粉に含まれる研磨剤により沈着した色素を除去したり、香料により爽快感が得られるということです。また、フッ素入りの物はフッ素の効果があります。
うがい薬だけでプラークの除去はできませんが、殺菌作用があるものが多く、うがいによる自浄効果が期待できます。ただし、あくまで歯磨きをきちんと行った上での補助的なものと考えてください。
塩は昔から歯磨剤として用いられてきました。確かに若干の殺菌作用や唾液分泌の効果があり、水分を吸収しますので歯肉が引き締まった感じがするかもしれません。しかし塩自体に歯肉の血液循環を良くしたり、丈夫にするといった特別な作用はありません。粗塩の場合は歯肉を傷つけることがありますので注意が必要です。
全ての人に適している歯ブラシはありません。歯磨きの方法と同じで、患者さんの歯並びや歯肉の状態に応じて、どのような大きさ、硬さの歯ブラシが適しているかは変わってきます。歯科医師、歯科衛生士に相談して下さい。
そういったものは基本的にはありません。口の中の衛生状態を高める為の製品は、歯磨剤や洗口剤、電動歯ブラシや音波歯ブラシなど実に様々です。しかし、結局のところ口の中のプラークをきちんと除去できなければ意味はありません。一番大事なのはしっかりした歯磨きとプラークコントロールです。
歯周病は痛みなどの自覚症状をほとんどありません。放置すれば悪化しますが、決して自然には治りません。気が付いた時には何本も歯を抜かなければならないこともあります。痛みがなく食事するのに不都合がなくても、歯周病の可能性があるのなら早めに治療することをおすすめします。
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仙台市宮城野区榴岡4-2-3
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付近に駐輪場193台あり